最近流行りの 庇に雨戸の無い家
デザイン的には 良いのかもしれないが・・・ ここは 世界的にも雨の多い日本です。
砂漠地帯のデザインを持ち込んだら あかんやろ~ って思います。

庇の無い家が 増えました。
ウォールパネルに直接 サッシがとりつくのは ビルと同じです。
雨対策は ほぼ コーキングのみ コーキングは寿命10年以下 ですから 10年ごとに打ち換えしないとだめです。 少し考えた家では この仕様のうえに 小庇が付きます。 これだけで だいぶ漏水のリスクが減るんじゃないでしょうか。 これから 家を買おうかとしている人は 窓に小庇がついているかチェックして見てください。 
コーキングに頼らない水納まりができていれば 一番です。

雨戸の無い家 
シャッターに変わったということはあります。
昔の 木製の雨戸である必要はありませんが、 窓シャッターすらない ガラス剥きだしの家が多くなりました。 見積もりから一番に削られるのも この辺です。
輸入サッシをつかうことがあるのですが 窓ガラスは 強化ガラスです。
一度 ガラスを叩く実験をしたのですが バットで叩いても 手が痺れるくらいで 割れませんでした。 へたなサッシや雨戸以上に強度があります。 デザイン上 雨戸やシャッターを付けたくないという場合は このようなサッシを使うといいかもしれません。

台風シーズン 今回も大型台風で被害がでそうです。
千葉の被害では 窓が割れて 天井と屋根が吹っ飛んだ家があったようです。 
飛来物がガラス窓を突き破る実験をTVで見ましたが 凄まじい破壊力です。
屋内を守るには ガラス剥きだしの窓は 非常にもろいとういうのを実感しました。
全ての窓に 雨戸やシャッターを付けるのは 難しい話です。

大きな窓 寝室の窓 重要な部屋の窓には 今後 雨戸かシャッター を付けるようにしていくべきでしょう。 台風 増えることはあっても 減ることはないでしょう。さらに 大型化し暴風雨が強まることは 予想の範囲ですから 対策は この冬くらいから春にかけてやってはどうでしょか。

我が家は 昨年の台風で瓦が飛んで 雨漏りしました。窓は 雨戸があったので大丈夫でした。
一戸建てだけじゃなくて マンションなどの高層住宅でも 風による飛来物による被害がでてきています。 今後マンションにもシャッターが付くのが当たり前になるかもしれません。

※ 後付けシャッターなど 各社からでています

※ 網入り窓ガラスは 強度が強い!と思っている方がいましたら それは 間違いです
防火ガラスといい 火事の際 ガラス窓が落ちるのを防ぐもので 強度アップにいれているのではありません。 異物が入っているので むしろ強度は低いです。割れた時に飛散しにくいだけです。